ベルサイユのばらの感想(ネタバレあり)

トーリーはフランス革命の王制側を中心とした物語ということもあり、庶民である私としては「ふざけんなよ、この野郎!」と言ってやりたくなるような王妃や貴族達の放蕩ぶりに憤りを感じたり呆れたり共感できないといった面もありました。

しかし、出てくる登場人物が格好良くて魅力的で、史実とかストーリーよりも恋愛部分が感動的です。

一番グっときたのはオスカルとアンドレが結ばれたこと。読みながら「絶対アンドレと結ばれないとダメでしょ!」と思っていたのでそうなって良かったです。王妃とフェルゼンの恋愛についても期待通りとなり、読者の期待を裏切らない王道パターンで悲劇的な結末でありながら気分良く読み終えることができました。

ちょっと違和感を感じていたのはマリー・アントワネットの描き方でした。彼女の「パンがなければケーキ(お菓子)を食べればいいじゃない」という台詞が頭にこびりついていたので悪印象が強かったからですが、マリー・アントワネットについて少し調べてみたところ、「パンがなければ」発言を含め、彼女に対する悪評は、そのほとんどが中傷やデマだそうなので納得でき、ラストも含め、誇り高く散っていく王妃という描写も良かったです。

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感想掲示板を読んでいたら『オルフェウスの窓』のほうが名作というコメントがあり、こっちも読みたくなりました。

20世紀初頭のヨーロッパを背景に、第一次世界大戦ロシア革命といった史実を織り交ぜて、ドイツ・レーゲンスブルク音楽学校で出会った3人の若者の運命を描く長編漫画(Wikipedia